音の強弱をどこまで細かく捉えるかについて、「16 ビット=65,536 段階に比べ、 24 ビットでは16,777,216 段階と大幅に解像度の高い録音が可能」「256倍細かく」というような説明を良く聞きます。 ところで、65,536 段階で表される音の大きさの範囲は96dBに対して、16,777,216 段階で表される音の大きさの範囲は144dBなので、単純に「256倍細かく」と言うのは間違いではないかという気がします。(同じ範囲を65,536 段階に分けるのと16,777,216 段階に分けるのとで、ちょうど256倍細かくなるはず) また、現実に部屋のスピーカーで再生される音の大きさの範囲は、近所迷惑になるほどの大音量でない限り、96dBにも満たないはずですが、その範囲で考えても、24ビット録音の方が16ビット録音よりも音の強弱を細かく捉えていると言えるのでしょうか?また、もしそうだとしたら「何倍細かく」と言うのが正しいのでしょうか?
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